スポンサーサイト

  • author: スポンサードリンク
  • 2012.10.14 Sunday

一定期間更新がないため広告を表示しています

あずのこと。

  • author: joko-ma
  • 2012.10.14 Sunday

昨年の7月15日
あずが死にました。


6月7日にちょっと元気ないかもと感じて、9日に病院に連れて行ってからひと月余りのことでした。


病名を、先生は丁寧に説明して下さったのに、あまり理解していませんでした。


免疫機能が自分を攻撃してしまう、猫には珍しい病気という風に記憶しています。


最初は風邪だと思っていました。
いつもよりおでこが温いなと感じたくらいで、直ぐに元気になるだろうと思っていました。


途中で膵炎の疑いが出て、あずの元気が段々減っていくのを感じていました。


膵炎は長期戦と聞いて、TAXIやら電車やバスやら、色んな方法で通院しました。


バスで鳴き通しで、猫好きな方々に見付かって「猫?猫見せて!」って言われて、あずも私も小さくなったり。

電車でも鳴き声にキョロキョロされて蒼くなったり。

よく鳴くから、鳴いて体力使い果たしてしまったらどうしようとハラハラしたけど、自転車通院の時は
「あと半分」「ニアア」
「もう着くよ」「ニアア」
「あ。道間違えた」「ギアア」
などと会話が成り立って楽しかった。


あずを病院においていく時は、帰り道が永遠に続きそうで前が見えなかったけど、あずと一緒の通院は、私にはかけがえのない時間でした。

あずは嫌だっただろうな。


膵炎でもなさそうで、バリウムもゆっくりだけど通る、でもどこか内臓が悪い。


最後に入院してからは、先生が、細かく検査と治療をしながら毎日状況を説明して下さって、なんとなく、なんとなくだけどお別れを感じたので、いつでも大丈夫なように、覚悟を決めたつもりでした。


でも毎日心が揺れました。


酸素室に入れてもらっていたのですが、出すと息苦しくなって死んでしまうって聞いてから、もう頑張れって言えなかったり。


でも「あず」って呼ぶとちゃんと返事してくれるので、もう少し頑張る?って思ったり。


輸血を、見ず知らずの方に頼んだり。


出したら死ぬと分かっていても、それでも家に帰るほうがあずは安心するかもしれないと考えたり。


でも本当は、あずの死を目の前で見るのが怖い気持ちがありました。


少しでも死から遠ざかろうとして、現実から逃げるために病院に入院させていたところがありました。


病院の猫さんの血液も、家のにこの血液も合わないって判ってから、あずの保護主さんや見知らぬ方に、輸血のマッチングテストをできる猫さんがいないかお願いしながらも、どこか現実的でないのを感じ、半分、もう連れて帰ろうという気持ちになっていました。


最後にあずの顔を見た瞬間、お別れだと解りました。


あずは頑張りきった向こう側にいました。


あの時決心して連れて帰ればよかった。


あずはいつも飼い主の心の動きを機敏に察する賢い子でした。


7月15日の早朝、病院の酸素室から出られないまま、ひっそりと、ひとりぼっちで死にました。



きっと私が不甲斐なかったから、ひとりで先にいったのでしょう。
連れて帰れなかったことを、今も悔やんでいます。



病院では泣かずに、お世話になった先生へお礼を述べて、通っていたリュックにあずを入れて、支払を済ませ、ペット霊園のパンフレットをもらい、あずに
「帰るよ」と声をかけ、家路につきました。


家では保冷剤を側に置き、葬儀社に連絡を取って、カキとにこに説明し、あずと一旦お別れしました。


葬儀社の方が「ペットちゃん、ペットちゃん」と言うのを、葬儀ビジネスも大変だなと思いながらボーッと聞いていました。


あずの気に入っていた物を一緒に棺に入れなくてよいか聞かれて、私が入るには棺の大きさが足りないよねと思って、不謹慎だけどちょっと笑ってしまいました。


あずのお気に入りは私達家族だと思い込んでいたけど、あずはどうだったのかな。


あずは丁寧に扱われ、お骨になって戻ってきました。


あずの保護主さんや、輸血のマッチングテストをお申し出下さった方から、あずへお花をいただいて、あずは暫く、花に囲まれていました。


随分遅くなってしまいましたが、あずの保護主さんのほうへ輸血のお申し出を下さった方、ありがとうございました。


輸血のお願いをしていて、猫の輸血は人と違ってかなりのリスクがあるとお聞きしました。


よそさまの猫さんを危険な目に合わせなくて良かったと思っています。



あずのお骨は今も家にあります。


あずの気配は、もう家にはありません。


にも関わらず、一年以上経つのに、まだどうにもできないでいます。


情けないことです。




暫く、おかしな空気の家の中で、もう猫は飼わないと決めて、かきとにこと一緒に暮らしていました。


かきは毎年夏に具合が悪くなっていたのですが、今年は、腎不全用の療法食を食べるようになったせいか、元気をなくすことなく過ごしていました。


にこは少しも変わらず元気いっぱいでした。


色々あったのも落ち着いて、2匹と一緒に居られる嬉しさを噛みしめていたある日、家の近所で、向こうから固まりが走ってきて足にくっつきました。


ガリガリに痩せた猫でした。


なんと言いますか、見た瞬間に、この猫はうちの猫になると分かってしまいましたが、頭で打ち消して、里親を探すことになりました。


続く

スポンサーサイト

  • author: スポンサードリンク
  • 2012.10.14 Sunday

この記事に対するコメント

こんばんは。
今年の7月15日に、あずちゃんの一周忌ですねってメールをしたのですが、アドレスが変わられていたようで、メールが戻ってきてしまいました。
あれからいかがお過ごしですか?
よかったら、メールアドレスを教えてください。
私のアドレスは変わっていません。
あずちゃんの事は、私もたまにですが思い出しています。

  • 投稿者: かいた
  • 2012/10/14 9:42 PM

コメントする

ページトップへ戻る▲